今回やること
前回 、EMCC のインストール作業を行なったので、いよいよ Oracle データベースを EMCC から管理してみようと思います。今回管理対象とするデータベースは Oracle データベースを作成する で作った ora1 という名前のデータベースです。EMCC が稼働するホストからデータベースホストまでは疎通が行える前提とします。
アカウント認証情報のリセット
EMCC は dbsnmp というアカウントでデータベースに接続するため、認証情報をリセットしておきます。
SQL> ALTER USER dbsnmp IDENTIFIED BY ****** ACCOUNT UNLOCK;
User altered.
EMCC へのターゲットの追加
まずは EMCC へログインし、上部の歯車アイコンより [Add Target] -> [Add Targets Manually] と進みます。
さらに [Add Target Manually] をクリックし、Agent Host を記載、Target Type として Database Instance を選択します。
次に設定項目を入力する画面が表示されるので、以下のように入力を行います。
設定項目 | 値 |
---|---|
Target Name | ターゲットの名前 (任意) |
Database System | データベースシステム (任意) |
Monitoring Username | dbsnmp |
Monitoring Password | 先ほどリセットしたパスワード |
Role | Normal |
Oracle Home Path | $ORACLE\HOME_ の値。今回は /u01/app/oracle/product/19.3.0/dbhome_1 |
Listner Machine Name | データベースホスト名。今回は ip-10-3-0-181.us-west-2.compute.internal |
Port | リスナーポート。今回は 1521 |
Connection Protocol | TCP |
Database SID | データベースの SID 。今回は ora1 |
入力が終わったら Test Connection で接続テストをしておきます。成功すると The connection test was successful. と表示されます。
あとは Submit するだけです。成功すると Target(s) saved successfully. と言われます。