システム起動時の流れ
システム起動時の流れは以下の通り。
- 電源を入れると、システムボード ( CPU やメモリーが搭載されたマザーボード ) に搭載された、CPU とは別のチップ上でシステム BIOS または UEFI が動作を開始
- BIOS はサーバーに搭載された CPU やメモリの状態、外部デバイスの状態を確認 ( この時、BIOS のバージョンが古いと外部デバイスを正しく認識できないことがある )
- 起動デバイス ( 内臓ハードディスクや CD/DVD メディア ) の先頭の 446 バイトのプログラムコード ( ブートストラップローダー ) を読み、サーバーのメモリに書き込む
- CPU が起動し、メモリ上のブートストラップローダーの実行を開始
- ブーとストラップローダーは起動デバイスのさらに別の場所に格納されたブートローダーを起動 ( RHEL 7 では GRUB2 )
- GRUB2 が起動デバイスに保存されたカーネル本体と初期 RAM ディスクのファイルをメモリに読み込み、カーネルの実行を開始
上記の図では内臓ハードディスクを起動メディアと想定しており、起動メディアの /boot ファイルシステム以下に GRUB2 に関連するファイルが保存されている。